2024年3月2日:TEDx放浪記 vol.09 : TEDxAPU

TEDxKobeはこんなイベントです TEDxKobe 2017の振り返り
2018年6月27日

2017年のTEDxKobeイベントが開催されたのは、2017年12月17日のこと。それから半年がたち、2018年度のイベントが3ヶ月後に控えた今、前回のイベントを振り返りながらTEDxKobeの魅力をご紹介させていただこうと思います。私は、TEDxKobeでスピーカーの担当スタッフをしております余田と申します。

「TEDってなに?TEDxってなに?TEDxKobeってなに?」という質問については、TEDxKobeについてのページをご参照ください。

会場

さて、2017年の会場は、甲南大学の岡本キャンパスでした。新しく完成した建物「iCommons」の入り口に一歩足を入れると、吹き抜けの大空間の飾り付けに目を奪われます。非日常な空間の演出が想像力を掻き立ててくれます。

受付

写真を撮りたい気持ちをぐっと堪えて、まず最初に向かうところは受付です。事前に参加予約をしていただいているので比較的すぐに終わります。受付では「パンフレットの入った手提げ」を参加者全員にプレゼント!だから身軽な格好で参加しても大丈夫です。もちろん、荷物を預ける「クローク」もありますよ。

「受付開始」が9時半からで、「セッション開始」が11時からです。受付が済んでからステージのあるホールが開場するまで時間があります。その間に、自分の名札をアレンジしてみたり、写真撮影を楽しんだり、展示を見てまわったり。他の参加者やイベントスタッフと気軽にお話をしてみると楽しめますよ。

「どちらからいらしたのですか」
「この展示すごいですね」
「どのスピーカーの話が楽しみですか」

少し早く会場に来て、こんな話題で盛り上がってはいかがでしょうか。(そのころホールでは、機材や音響設備などの最終調整をしています……)

さて、セッション開始直前になりますと、ホールにご案内いたします。座席は十分にあります。急いで席を取りにいかなくても大丈夫ですよ。そのホールの入り口には、スピーカーの写真が勢ぞろい。どんな順番でどんなお話が聞けるのか、本当に楽しみですね。

ホール内の装飾でイベントのテーマを表現していることも。前回イベントでは、ホールの天井や壁が色鮮やかで幻想的な空間に。仙石さんにこの演出のご協力をいただきました。

セッション

さて、11時になりますと、いよいよセッションが開始です。ホールでは、多彩なスピーカーによる最高のプレゼンテーションをお楽しみいただきます。セッション中は、プレゼンテーションだけではなく、ゲスト出演者の登場があったり、スタッフが選んだTEDトークを見る時間もあります。

なお、セッション中の撮影や録音は禁止です。カメラマンが撮影した当日の写真や動画は、後日共有されます。安心して目の前のプレゼンテーションを楽しみましょう!

TEDxKobe 2017のスピーカー

スピーカーは、ホールのステージ上で、新しい視点のアイデアやパフォーマンスのプレゼンテーションを行います。その時間は短く、最大18分以内と決まっています。(スピーカーのプレゼンテーションは、動画のページで何度でも見ることができます)

セッションが終わるころには、きっと頭の中がぐるぐるとしているはず。その斬新な発想を見聞きして、「感動した」「考えさせられる」「どこか気になる」「初めて聞いた」「自分もやってみよう」など、いろいろな感情が渦巻いているのではないでしょうか……。

そんな感情の整理やトーク内容のために、TEDxKobeでは、グラフィックレコーディング(通称:グラレコ)を採用しています。トークの要点をまとめて即興でわかりやすく書いてもらい、休憩時間にいつでも見られるように会場に飾ってあります。

スピーカーの登壇するホールでのセッションは、1回あたり約1時間半。次のように休憩を挟みながら3回に分かれています。

【Session1 → ランチ → Session2 → ブレイク → Session3 → パーティ】

1つ目のセッションが終わる12時半頃から、少し長いランチタイム休憩があります。昼食は参加費に含まれますので、よろしければみなさんと一緒にお食事をお楽しみください。積極的に相席を探すのも良いですし、静かにカウンターで食べるのも良いでしょう。

参加者の中には、私たちが「TEDxKobe STARS」と呼んでいる、これまでのスピーカーもいらっしゃいます。じっくりお話するチャンスは早い者勝ちですよ。

もしかしたら、当日のスピーカーもお見かけするかも?!でも、まだ登壇が終わっていないスピーカーは緊張されています。お話は控えめにしてあげてくださいね。

スピーカーとお話をしたいけど、なかなか輪に入り込む勇気が出ない……。そんな方のために、登壇が終わったスピーカーと参加者が集まって、一緒にお話ができるコーナーがあります。
自分の聞きたかった質問も他の誰かがしてくれるかもしれません。

2つ目のセッションが終わる15時頃、1時間程度のブレイクタイムがあります。

セッションに集中してそろそろ頭も疲れてくる頃。飲み物を飲んだり、会場を歩いて企画に参加したり、近くの人とお話してみるといい気分転換になるでしょう。

「先ほどのプレゼンはいかがでしたか?」
「どの話が印象的でしたか?」
「私が気になったのはあの部分です!」
「この部分はどう捉えてますか?」
「私は今これに熱中しています!あなたは?」
「次のスピーカーも楽しみですね!」
などなど……。

多方面から様々な参加者がいらっしゃいます。色々な人とお話してみてください。

話をするのは、他の参加者の方やスピーカーだけでなく、スタッフにも声をかけてください。スタッフもみなさまとお話できるのを楽しみにしています。ぜひ一緒にお話をしましょう!

また、ぜひパートナーの展示にも立ち寄ってみましょう!化学反応が起きて何か新しい発想が生まれるかも?!

こうして、スピーカーのプレゼンテーションと休憩時間の交流を繰り返していると、あっと言う間に時間もすぎていきます。セッションがすべて終わるのは18時頃。そのころには、知的好奇心で満たされているのではないでしょうか。

セッションの最後には、このイベントの準備にずっと関わってきたボランティアスタッフをステージでご紹介させていただきました。

すべてのセッションが終わってもTEDxイベントはまだ終わりません。18時半頃から約2時間、楽しいアフターパーティの時間です。
スピーカーやスタッフも一緒になり、食べ物を囲んで話に花を咲かせましょう。もちろんパーティも参加費に含まれますので、安心してご参加ください。

実は、神戸市長にも毎年参加していただいており、参加者やスピーカーと一緒にお話を楽しまれています。

さて、時間は20時半頃。楽しい時間はあっという間に過ぎていき、イベントも終わりを迎えます。スタッフが最後まで参加者の方をお見送りさせていただきます。朝から夜まで本当にお疲れさまでした。前回のイベントでは、「スピーカーのトークをまとめたグラレコ」と「当日撮影した写真」を掲載した紙面をなんと即席で発行!号外としてお帰りの際にお渡ししました。

帰宅途中にも、また翌日以降にもイベントのことを思い出していただけるように……。会場出口のあかりは、最後のおもてなしでした。

TEDxイベントに参加して持ち帰るものは、きっと人それぞれでしょう。それは、人との出会いであったり、きっかけを見つけたり、知的好奇心の充足であったり、ビジネスのはじまりであったり……。新しい日々に向けて、ワクワクする小さな火種を見つけることができれば、きっと参加して良かったと思っていただけるのではないでしょうか。そして、その小さな火種が変化へと変わり、神戸で新しい共創が生まれていくことを私たちは願っています。

長くなりましたが、昨年のTEDxKobeをご紹介いたしました。TEDxイベントの雰囲気をつかんでいただけましたでしょうか。2018年は、2018年9月24日(月・祝)に開催の予定です。またみなさまをワクワクさせられるよう、準備を進めています。初めての方もリピーターの方も、ぜひご参加をお待ちしております!

おことわり

本ページの写真は、写真共有サービスFlickrのTEDxKobeのアルバムより、余田が独自に選別を行いました。
【Photo by TEDxKobe / CC BY-NC-ND 2.0】

あいにく掲載できなかった写真も多数ございますので、もしよろしければTEDxKobeのflickrのページもご覧ください。

OTANI Kouichi