実吉 威
JITSUYOSHI Takeshi

実吉 威(じつよしたけし)。認定NPO法人市民活動センター神戸(KEC)理事・事務局長、公益財団法人ひょうごコミュニティ財団専務理事。大学卒業後バブル期の金融機関に勤務したが、会社を辞めてもフリーターで十分やっていけると能天気に考え2年で退職。京都美山町の山寺で暮らしながらバックパッカーとしてアジア・アフリカを旅行。4年ほどフリーター暮らしをしていた1995年1月、阪神・淡路大震災に遭い、直後にボランティアとして神戸に入る。当初は短期のボランティアのつもりだったのが気がつけば20年。NPOによるまちづくりを職とするようになってしまった。相談・研修などのNPO支援、ネットワーキングに力を入れてきたが、2011年の東日本大震災前後から市民参加のツールとして「寄付」の可能性に着目、多くの仲間と「公益財団法人ひょうごコミュニティ財団」を設立し、寄付文化の醸成に注力してきた。「当事者」という言葉が好き。行政(政府)でも企業(市場)でもない第三の領域が、これからの日本社会の可能性を大きく切り拓いていくと信じている。

実吉威:Facing Barriers

OTANI Kouichi